事例紹介
急逝した社長の思いを受け継いだ非親族後継者のMBO事例
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MBO
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企業概要
- [会社名]
- 株式会社高田組
- [所在地]
- 苫小牧市
- [業 種]
- 鉄鋼業
- [売上高]
- 1億4,200万円
- [創 業]
- 昭和51年(1976年)
- [資本金]
- 1,000万円
事業承継までの経緯
(株)高田組はH27年11月、先代の高田社長(当時66才)が体調を崩され、廃業をしたいと苫小牧商工会議所に訪れたことがきっかけでした。当時、経営指導員の堀抜課長は「業績も良く廃業するような会社ではない」と判断し、北海道事業引継ぎ支援センターに連絡があり支援が開始されました。当時、従業員であった高橋氏(当時34才)に承継したいと前社長の意向があり、承継の準備が始まりました。
ところが、その矢先、前社長が病気のため急逝してしまいました。高橋氏は前社長の意向を受けて、急遽、社長に就任することとなりました。
高橋氏は社長となり経営に奔走することとなりましたが、ようやく落ち着いたところで株式の取得手続きを行い、H30年10月に株式を取得し、名実ともに社長として就任したMBO事例です。
MBOによる利点
- 現経営陣が経営権を確立(雇われ社長から実質経営者へ)
- 親会社が株式保有(40%)継続したことによる金融機関からの信用力維持
- 現経営陣が社業発展のため全力投球